- 「良い商品を作っても、なぜか売れない……」
- 「広告にお金をかけているのに成果が出ない……」
そんな悩みはありませんか?
『ブランディング・ファースト』は、広告やデザインに頼る前に、会社の土台である“ブランドの考え方”をつくることが重要だと教えてくれる本です。
中小企業でも個人事業でも、ブランディングは経営の軸になります。
- ブランディングは広告ではなく「経営戦略」であること
- 社内と社外、両方へのブランディングが必要であること
- 中小企業やスタートアップでも取り入れられる方法
- デザインの力がブランドを支える理由
- 実践的な3ステップで、ブランディングを具体化できる
「広告費をかける前に読むべき1冊」として、自信をもっておすすめできます!
▼通勤・家事の合間に手軽に学びたい方におすすめ
『ブランディング・ファースト』の概要
タイトル | ブランディング・ファースト ――広告費をかける前に「ブランド」をつくる |
著者 | 宮村 岳志 |
ページ数 | 207ページ |
出版社 | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
発売日 | 2020年4月24日 |
著者について
宮村岳志(みやむら・たけし)氏は、デザイン・コンサルティング会社である株式会社フレームの代表取締役。
多様な業種の企業と関わりながら、経営とブランディングを融合させた支援を行っているブランディングの専門家です。
『ブランディング・ファースト』の要約
ブランディングは経営戦略である
多くの人が「ブランディング=ロゴや広告のこと」と思いがちですが、著者はそれを明確に否定します。
本当のブランディングとは、企業の軸となる“経営戦略”です。
例えば、会社の「存在意義(ミッション)」や「どう見られたいか(ビジョン)」をしっかりと定めることが、ブランディングの第一歩になります。
ここがブレていると、いくら広告を打ってもお客様の心には響きません。
- ブランドは「何をどう見せるか」ではなく「何を信じるか」
- 社員全員がブランドの意義を共有することが大切
- 顧客の共感を得るには、まず自分たちの価値を明確にする
インナーブランディングの重要性
次に、著者が強調するのが「インナーブランディング」です。
これは社外に発信する前に、まず社内でブランドの考え方を浸透させるというアプローチ。
社員がブランドを理解し、共感し、体現することで、自然と統一感のある行動が生まれます。
- 接客での言葉遣い
- 商品開発の方向性
- 社内会議での判断軸
これらすべてが、ブランドのイメージを作っていくのです。
- 社内で「ブランドってなんだっけ?」と話し合う時間を持つ
- ブランドを表すキーワードを明文化する
- 教育・マニュアルにもブランドの考えを反映する
ブランディングを支える「デザイン」の力
ブランドの世界観を“目に見える形”にするのがデザインです。
ロゴ、名刺、パンフレット、ウェブサイト……こうしたビジュアル要素は、ブランドの第一印象を決める武器になります。
ただし、デザインは「かっこいい」だけではダメ。
ブランドの中身を伝えるために一貫性が求められます。
- 企業理念に合ったトーンとビジュアルを選ぶ
- 統一感(フォント・色・写真)を保つ
- 顧客に「この会社らしい」と感じてもらえるように
実践ステップ:ブランドをつくる3つの流れ
本書では、以下の3ステップでブランディングを進めることを提案しています。
- ブランドの核をつくる(目的・理念)
- ブランドの形を整える(デザイン・表現)
- ブランドを育てる(社内浸透・社外発信)
この流れに従えば、資金や人手に限りがある中小企業でも、着実にブランドを育てていけます。
『ブランディング・ファースト』の感想・書評
私は営業マンとして、いろんな中小企業の経営者と話す機会がありますが、「ブランディングってウチには関係ない」と思っている人が本当に多いです。
でもこの本を読んで、「ブランディングこそ、事業の土台だ」と痛感しました。
特に印象的だったのは、「ブランドは社長がつくるものではなく、社員全員で育てるもの」という言葉。
これは営業チームや開発チームなど、どの部署でも共通する大切な考えです。
また、広告に頼らず、まずは“内側”からブランドを整えるというアプローチは、非常に実践的でリアルです。
大企業だけでなく、スタートアップや個人事業主にも強くおすすめしたい1冊です。
『ブランディング・ファースト』はこんな人におすすめ
- 商品はいいのに売れないと悩んでいる中小企業経営者
- ブランディングの基本をゼロから学びたい人
- デザインの重要性を理解したいスタートアップ起業家
- 社内の価値観を統一したいマネージャー
- 売上よりも“信頼”を重視したい方
『ブランディング・ファースト』は、「ブランディング=経営戦略」と捉える視点を教えてくれる、まさに“会社づくりの教科書”のような1冊です。
デザインも広告も、その前に必要なのは「会社としてどうありたいか」を明確にすること。
この本を読めば、「なんとなくブランディング」から卒業でき、会社の軸をしっかり築くことができます。
経営者・マネージャー・起業家すべての人に読んでほしい一冊です。
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