「ネットがあるから本はいらない」
──そんなふうに思っていませんか?
でも、スマホで得た知識はすぐに忘れてしまいませんか?
本書『読書する人だけがたどり着ける場所』は、そんな「情報の浅さ」に悩む現代人に、本を通して深く考える力を与えてくれる一冊です。
この本では、読書の必要性や価値、具体的な読み方、名著の紹介まで、読書初心者から読書家まで納得できる知見が詰まっています。
こんなお悩みはありませんか?
- 情報に触れても、すぐに忘れてしまう
- 読書の必要性がいまいちわからない
- 思考力や教養を深めたいが、何から始めれば良いか分からない
この本を読むことで、上記の悩みを解消できます。
齋藤孝先生が伝えたい、読書の真価は以下のような点です。
- 読書は“深さ”を与える唯一の手段
- 本は「思考力」「知識」「人格」「人生」を深める
- スマホでは得られない“知のストック”を作る
- 良書は“人生の師匠”となる
- 難しい本にこそ、飛躍のチャンスがある
▼通勤・家事の合間に手軽に学びたい方におすすめ
『読書する人だけがたどり着ける場所』の概要
タイトル | 読書する人だけがたどり着ける場所 |
著者 | 齋藤孝 |
ページ数 | SBクリエイティブ |
出版社 | 2019年1月7日 |
発売日 | 150ページ |
著者について
齋藤孝(さいとう・たかし)氏は、明治大学文学部教授であり、教育学博士。
テレビや書籍でも活躍しており、『声に出して読みたい日本語』でベストセラー作家としても知られています。
専門は教育学・コミュニケーション論で、「読書の効用」を社会に伝える第一人者です。
『読書する人だけがたどり着ける場所』の要約
なぜ、ネットではなく「本」なのか?
結論から言うと、ネットでは「深さ」にたどり着けないからです。
- ネット情報は断片的で、記憶に残りにくい
- 一方、本は体系的に知識が構築されており、記憶にも定着しやすい
- 読書には集中力が必要で、「思考の筋力」が鍛えられる
たとえば、1,000字の記事を10本読むよりも、1冊の本をじっくり読む方が、深い学びになります。
読書で得られる「深さ」とは何か?
著者は、「深さ」とは以下のようなものだと定義します。
- 情報を分析し、意味づけし、活用できる力
- 他人の気持ちを想像できる“共感力”
- 時代や文脈を理解する“教養”
これらはすべて、「浅い情報消費」では身につかないものです。
読書は、それらを丁寧に育てる営みなのです。
思考力を深める読書の方法
齋藤氏は、「読書によって思考力を鍛える方法」として以下を紹介しています。
- 本を読むときに「問い」を持つ(なぜ?どうして?を考える)
- 読後に「一言でまとめる」習慣を持つ
- 本の中で自分の意見と違う部分にこそ注目する
思考力は、「本と対話する力」であり、読みっぱなしでは身につかないと説いています。
思考力を高める名著10選
齋藤氏は、以下のような書籍を紹介しています。
- 『ソクラテスの弁明』(プラトン)
- 『沈黙』(遠藤周作)
- 『学問のすすめ』(福沢諭吉)
- 『夜と霧』(ヴィクトール・フランクル)
…など、哲学・思想・人生観を問う名著が並びます。
知識・教養を深める読書の方法
本を読むことで、ただの知識ではなく、「使える教養」に昇華できると説きます。
- 新しい本を読み続けることで「時代感覚」が磨かれる
- 古典を読むことで「普遍的な価値観」に触れられる
- 難解な本にも挑戦することで「読解力」が育つ
おすすめの名著としては、
- 『文明の衝突』(サミュエル・ハンチントン)
- 『日本人とは何か』(司馬遼太郎)
- 『人間失格』(太宰治)
人格や人生を深める読書とは?
読書によって他人の人生や心の機微に触れることができます。
- 偉人の伝記や小説を読むことで「生き方」を学ぶ
- 成功者の失敗談から「選択の智慧」が得られる
- 読書は、無数の人生を「疑似体験」する手段
人生を深める名著としては、
- 『論語』(孔子)
- 『葉隠』(山本常朝)
- 『変身』(カフカ)
- 『方丈記』(鴨長明)
難しい本に挑戦することの価値
著者は、あえて難しい本を読むことを強く推奨しています。
なぜなら、“読める本ばかり読むと、思考が甘くなる”からです。
- 難解な文体、抽象的な表現を読むと「集中力」が鍛えられる
- わからない言葉を調べる癖がつく
- 自分の限界に挑戦することで、視野が広がる
具体的には、哲学書や古典文学などがその例です。
そんな方にこそAudibleはぴったりです。
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『読書する人だけがたどり着ける場所』の感想・書評
本書を読んで強く感じたのは、「読書は人生を深くする投資」であるということ。
SNSやYouTubeで得られる知識も悪くはないですが、深く考えるための材料は、やはり“本”の中にあります。
そして、読書によって得られた“教養”や“思考力”は、ビジネスの場でも大きな武器になります。
営業職として働く私自身、齋藤先生の言うように、
- お客様のニーズを深く理解する力
- 論理的に話を構成する力
- 雑談で教養を滲ませる力
これらはすべて、読書で養われたスキルです。
齋藤先生の「読書で人格と人生が変わる」というメッセージは、まさに現代人に必要な“警鐘”だと感じました。
『読書する人だけがたどり着ける場所』はこんな人におすすめ
- スマホばかりで最近「思考が浅くなった」と感じている人
- 読書の必要性が分からずにモヤモヤしている人
- 教養や知識を身につけて、自信を持ちたい人
- 子どもや部下に「読書の大切さ」を伝えたい人
- 自分の「人生観」を見直したいミドル世代
『読書する人だけがたどり着ける場所』は、読書に対する考え方を根本から変えてくれる一冊でした。
ネット社会の今だからこそ、じっくりと腰を据えて本を読む時間こそが、他人と差をつける武器になるのです。
ぜひこの本を手にとって、今日から一冊、自分の「深さ」を掘り下げてみてください。
きっとあなたの中に、「読書する人だけがたどり着ける場所」が見つかるはずです。
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